家の外壁を保護しているのは塗装、つまりペンキです。
ペンキは建物をきれいに見せるだけでなく、内部に水が入らないよう表面を塗膜で守ってくれています。
それでも、いずれは劣化するので、だんだん雨水や紫外線で痛んできます。そこで、必要になるのが外壁塗装の工事です。
傷んだ塗装を放置すると、当然見た目は悪くなります。それ以上に、防水効果が薄くなってしまうのが問題です。建物の内部に水がしみこんで、木材が腐ったり、モルタルが割れてしまうこともあります。以前、「雨漏りがする」というお客様のお宅へ伺い、建物を良く確認してみると、柱一本、丸ごと腐っていたことがありました。お聞きすると、築25年ほどで、その間一度も手入れしていなかったとのこと。結果、メンテナンスするより、はるかに高い修繕コストを払う事態になってしまいました。
また、水がしみこんだ家は、シロアリの温床にもなりかねません。外壁をおろそかにするリスクは、一般の方々が考えるより、遙かに大きいといえるでしょう。
一戸建ての家をお持ちなら、外壁工事は絶対に避けて通れません。昔の建物は屋根が大きかったので、外壁を日差しや雨から守ってくれていました。今はスペースの関係上、屋根の小さい家が多く、その分外壁も痛みやすくなっています。以前にも増して、外壁に対する注意が必要です。
多くのお客様は、外壁が明らかに汚れたり、雨漏りが発覚してから、はじめて相談にいらっしゃいます。しかし、日ごろから心づもりをしておいたほうが、問題が起こってから業者を探すより、時間にも気持ちにも、余裕を持って準備することができます。今度の週末、お宅の外を一周して、状態をチェックしてみてはいかがでしょうか? ペンキがはがれたり、亀裂の入っている箇所があったら要注意です。
外壁を触ってみるのも有効です。特に日の当たる南側と西側の壁は、表面が粉っぽくなっているケースがあります。チョーキングと呼ばれる現象で、塗膜が痛みはじめているサイン。すぐに雨漏りするようなことはありませんが、工事の検討を始めたほうが良さそうです。
私は、家全体の点検も兼ねて、10年に1回程度のサイクルで、外壁工事することをお薦めしています。いい塗料を使うと、15年くらい持つ場合があるのですが、塗膜が劣化する原因は日差しや雨だけではありません。地震などで建物が揺れれば表面にヒビが入り、そこから水が入り込む可能性があります。そうなると、せっかく高価な塗料を使っても意味がありません。10年使えるペンキできちんとメンテナンスしたほうが、コストとリスクのバランスは良いと考えています。
ここまでで外壁工事の概略は、ご理解いただけたかと思います。では、工事を任せる業者はどのように選べば良いのでしょうか?
インテリアのリフォームと違って、外壁塗装には、さほど多くの選択肢がありません。色は大部分が白やベージュで(ピンクの家にしたい! という方はあまりいらっしゃいません)、塗料の種類はアクリルやシリコン、セラミックほか数種類に限られます。どの業者も、提案する内容に大きな差はなく、違うのは価格だけ、となっているのが現状です。
私は、複数社から見積もりを取られることをお薦めします。提供するサービスに大差はありませんので、あまりに高すぎたり、反対に安すぎる業者は、怪しいと思った方が良いでしょう。また、広告で低価格を訴求している業者もありますが、アピールしている金額は、非常に条件が厳しかったり、実際の見積とはかけ離れているケースが少なくありません。特に初めての外壁工事では、まず相場をつかみ、それから担当者の説明や会社の実績などを加味して、1社を選ぶと良いでしょう。
そんな状況なので、業者サイドとしては、ある意味扱うのが難しい商品だともいえます。私たちとしては、「この人に任せれば安心」と思っていただけることが、営業上の大きなポイントです。ご提案時は、他社の情報も含め、できるだけ詳しい情報をご提供し、見積書も細目をきちんと記載して、ご信頼いただけるよう努めています。
また、打合せから施工完了まで、ひとりの担当者が完璧にフォローするのも、朝日住宅リフォームの特徴です。実際の施工を職人任せにせず、現場監督もお客様と打ち合わせした者がつとめます。施工中に「話が違う」とトラブルになることはありませんし、お客様の気苦労を少しでもなくしたいのです。
外壁工事は、家の健康を守る大切な工事。お客様が最善の選択をできるよう、誠意を持ってお手伝いしたいと考えています。
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