640万円
もともと転勤の多かったT様ご一家。
転勤のないお仕事になったため、そろそろ家を購入しようかと思い住宅購入を決めたといいます。
提携の会社を何社かあたり、その中のひとつが朝日住宅でした。お子さまが学校を変わりたくないということと、奥様の勤め先の関係もあってお住まいの地域周辺で中古の一戸建てを探すことに。
そこで仲介の担当者が今のT様邸を紹介したのですが、ただしこのお宅、「中古一戸建て」ではなく「土地」として売り出されていたものでした。
「物件としては戸建ではないのですが、T様のご希望に適っているのでは」という仲介担当者の声を聞いて、物件を実際に見に行ったところすぐに気に入ったのだそう。
「立地も希望通りでしたし、和モダンで木の感触がある内装がすごく気に入りました。そしてこの家の収納を見た時に『あ、収納できるな』と思ったのがこの家を購入した理由のひとつですね。」
実はご主人は無類の映画好き。T様家のリビングや洋室などにはご主人が蒐集された本やDVDが至るところに収納されていました。
「前の家では本に占領されていて、本の隙間を縫って人間が暮らしているという感じだったんです。だから、とにかく本が入る家を探してきてくださいとお願いしました。」
希望通りの家を見つけたT様でしたが、ひとつ気がかりなことがありました。
それは土地として売り出されたこの家が、築年数も30年近く経っており老朽化していることでした。
そこで仲介の担当者よりリフォームの担当を紹介され、まずこの家にこのまま住めるかというところを判断することに。
「リフォーム担当の藤井さんに見ていただいて、家のつくりとしては大変しっかりしているということを教えていただいたので、じゃあどこをどう直していくかという話になりリフォームの話が進んでいきました」
結果、老朽化や腐食の激しかった水回りやバルコニーを一新し、和室の畳を替え外壁などを塗装することに。
元々の家の雰囲気が気に入っていたので内装はあえて大きく変えませんでした。
味のある無垢の床にむき出しの梁や柱。T様邸は木の良さがあふれる和モダンな雰囲気が漂う空間です。
ご夫婦はこの雰囲気をとても気に入り、リフォームする際も雰囲気を活かすよう心がけたといいます。
一新した水回りについて選んだ基準も、華美なものではなく機能を果たしてシンプルなものでした。
色も全体的なテーマカラーを「黒・白・茶色」でまとめ設備の扉なども木目調のものを多く選び、落ち着いた空間を造りあげました。
テーマカラーということもありリビングとつながる和室部分の畳も黒に。
「これは妻のこだわりです。でも僕や子どもは畳が黒なんて大丈夫なのかと心配していたんです。でも黒にして正解でしたね。空間にうまく調和しています。」とご主人は本に囲まれたお気に入りの和室を眺めながら言います。
リフォームというと「より新しく・綺麗に・便利に」というところに意識が行きがちですが、元の雰囲気を活かすことに重きを置きつつ機能面を充実させる。T様邸はリフォームにより昔と今、木の素朴なぬくもりと快適さ、前の住人のこだわりとT様のこだわりが融合した味わい深いお住まいとなりました。
物件の購入からお引越しまであまり日がなく、全ての仕様を決める前に着工となりました。よって工事を進めながら埃ぽい現場で仕様決めをしながら工事は進んで行きました。
そんな中、私のやらかした失敗へも笑顔で受け答えをしてくれました。その失敗とは、T様に喜んでいただこうとサッシの不具合を調整した所…職人が誤ってプラインドの操作棒を折ってしまい復旧が翌年になってしまった事。引渡し後にはT様からの指摘で判ったキッチンの不具合。この件については完全に私の確認不足でした。詳しくは言えませんが…また、数か月後にT様(奥様)からいただいたメールの言葉に感激しております。「よりその家に愛着をもって楽しく暮らせる人がまた増えれば良いですよね」
T様へは、心優しい受け答えや職人達への心遣い、そして感謝の言葉等、たくさんのものをいただきました。ありがとうございました。
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「全体の感想として、やりたいことはほぼ希望通りになっていますし、満足しています。大きい部分のリフォームだけでなく、築年数が経っているので細かいところまでたくさん補修していただきました。藤井さんのご対応も気さくでフレンドリーで、こちらの言ったことにすぐ対応していたき助かりました」