朝日住宅リフォーム

愛と幸せの暮らしに

ご自宅の狭さが気になりお引越しを決意されたK様。最初は賃貸で探していましたが、希望していた広さは思いのほか賃料が高かったため、中古購入も視野に入れて検討することに。いろいろと見て回ったなかでK様の目に留まったのは川沿いの明るく日当たりのよい中古マンション。ロケーションは申し分なく、エリアやお部屋の広さもご希望の通りでした。ただ、お部屋は綺麗に使われていたものの、築後35年一度もリフォームされたことがないと思われる水回りは老朽化が進みリフォームが必要な状態でした。
「最初は水回りだけリフォームしようかなと思っていたのですが、住んでいるうちにどうせ他の部分もやりたくなるのかなと思い、それなら住む前に思い切ってフルリフォームすることにしました」

K様のご趣味はカフェ巡り。なかでもカフェ文化が盛んな街である札幌のカフェが大好きで、毎年札幌を訪れてはカフェ巡りを楽しむのだそう。デザインを決める際にも、「カフェっぽくしたい」という想いがあり、これまで巡った札幌のカフェのイメージやネットで「カフェ風」「ヴィンテージ」「北欧」などのワードから写真を探してイメージを膨らませていきました。

「ネットでいろいろと見ていくうちに、このドアを使っている施工事例に出会ったんです。「なんだこのおしゃれな部屋は！」と思って、このドアを使いたいと思いました」

K様がそう指さすのはリビングダイニングと廊下を隔てるネイビーのドア。木製のドアをペンキで塗ったような風合いと大きなチェッカーガラスがアンティークな趣を感じさせる、デザイン性の高いドアです。K様はこのドアに一目惚れし、最初にこのドアを使うことを決め、それからドアに合うように床はオーク、壁のクロスは白い塗り壁風というように周りの内装を決めていきました。

クロスなど内装を決断するのは難しく勇気がいったというK様ですが、その仕上がりは想像以上だといいます。
「最初は出来上がりがイメージできなくて、「この程度にしかならないか」なんて結果になるかもしれない、と不安な気持ちもありました。でも出来上がっていくにつれ「いい感じにいったな」「うまく納まってる！」と楽しくなってきて、工事の途中で担当の藤井さんに「これ写真撮ってホームページに施工事例として掲載しますよね？」と自分から確認しちゃいました。私も施工事例をたくさん参考にしたので、これからリフォームを考えている人が私の事例を見て「こういう風にしたいな」と思ってくれたら嬉しいですね」

1人暮らしのお部屋だと空間を目的別で仕切らずワンルームとする使い方もありますが、K様曰く「私は仕切りたいタイプ」なのだそう。

そんなK様が間仕切りとして採用したのが、黒いフレームに縁取られた３枚のアクリル製の引き戸。「自宅で仕事をしているので、仕事をするスペースとくつろぐスペースは分けたいと思っていました。ただ、全面が木でできたドアだと圧迫感もあるしワークスペースが暗くなくなってしまうので、透明な引き戸を付けることにしました」

引き戸で間仕切ることで空間の役割が明確化され、仕事のＯＮ・ＯＦＦのスイッチも入りやすくなります。また、扉材を透明にすることで部屋の広がりを視覚的に狭めずに、窓からの光も部屋の奥まで通るようになりました。Ｋ様も「仕事に集中できる環境ながらも、視線を向ければ外の景色を眺めて気分転換もできる」とお気に入りのようです。

また、リビングと寝室も空間を分け、廊下のドアと同シリーズのドアを設置しました。収納を増やすために入口の位置を変えた寝室は、ホワイトの収納扉を選び、リビングやワークスペースに比べてナチュラルさを感じる空間に。

「ワークスペースはパキッとした部屋なので、寝室はくつろげるように少しマイルドなイメージで考えました。のんびりと落ち着きたいときは寝室で過ごします」

お部屋を仕切りそれぞれの役割に適した内装を選ぶことで、より気持ちの切替がしやすく暮らしやすいお家が完成しました。