945万円
結婚式を間近に控えていたY様ご夫婦。
家探しはしていたものの、実際の購入はもう少し先とお考えでした。そのようななかで出会ったのが今のお住まいです。お2人どちらのご実家からもほど近く、さらに駅前という好立地のマンションを見つけ、購入意欲の高かった旦那様が「どうしても見てほしい」と奥様を説得する形で、物件を見学し購入に至りました。
結婚式の準備と同時進行で行なったリフォーム会社探しは、口コミなどを参考に5社に問い合わせたといいます。
「朝日住宅リフォームは口コミがすごくよかったんです。それでホームページを見たら掲載されていた事例の写真がとても素敵で、印象がよかったのでご連絡をしました」
各社に相談をした結果、提案内容やスケジュール面でY様のご希望にぴったりマッチした朝日住宅リフォームに依頼をすることに。特にスケジュールに関しては工事は3ヶ月以上先になると話す会社が多いなか、唯一朝日住宅リフォームだけが月内に対応可能と回答したといいます。
「かなりタイトなスケジュールでしたが、朝日さんは「今月から工事できます。うちなら工期も1ヶ月で間に合わせます」ときっぱり言ってくれました。しかも他社ではひと月先と言われたメーカーショールーム見学もその場で調整して手配していただけたのは本当にありがたかったですね」
リフォーム前のお住まいはキッチンやリビング隣の洋室が独立していたために、閉鎖感がありリビングも狭く感じたといいます。そのため、Y様はそれらを一体化し開放感を持たせた家にしたいとお考えでした。
お2人はインスタグラムやピンタレストを用い、気に入ったインテリア写真を共有して夫婦間でイメージをすり合わせていきました。
「情報収集しているとだんだん自分たちの好きな方向性が見えてくるんですよね。グレー系の色を使って落ち着いたイメージにしたい、それでいて今使っている家具とも合う部屋にしたいねという考えにまとまりました」
その言葉のとおり、Y様のお宅は濃淡のあるグレーやシックな色の木目を基調とした落ち着いた空間。ポイントでブルーグレーやブラックの色を効かせアクセントをつけた空間は、シックな装いの中にもブルックリンスタイルのようなアンティーク感やラフさを覗かせ、かっこよさとくつろぎ感が共存しているところが魅力です。
狭い印象の原因となっていたリビング横の洋室は壁をなくしてリビングの延長のような空間に。大きく広げた開口部には上吊り引き戸を設置して必要な時にはお部屋としても使用できるようにしました。
実はこの引き戸の格子部分、元はシルバーのアルミフレームに黒いフィルムを貼ったものだといいます。希望する黒いフレームは特注になってしまうためスケジュールの都合上シルバーの製品しか入れられず、上からフィルムを貼ることでY様のご要望を叶えました。
「担当のお2人が職人さんに掛け合って無理を通してくれました。黒をポイントで入れて空間が締まるようにしたかったので、それが上手く作用して理想通りになりました」
Y様のお住まいでひときわ目を引くのが壁一面のブックシェルフ(本棚)。棚には小説から漫画、実用書、画集や絵本に至るまでいろいろな本がずらりと並んでいます。蔵書の9割以上は奥様の本だそうで、「元々備え付けじゃなくても大きな本棚が欲しいと思っていたんですが、彼から地震などのことも考えると本棚は壁に付けた方がいいんじゃないかと提案されて、壁付けの本棚にしてもらいました」と奥様。
6段ある棚板は天井までめいっぱい使うことで梁がうまく隠れてインテリア性の高い仕上がりになっています。あらかじめどの高さの本がどのくらいあるかを考えて高さを計算した上で取り付けたため、大量の本があってもすっきりと整った印象です。
「前の家ではたくさんの本を置くことはできなかったので置けない分は実家に置いていたんですが、ようやく手元に全部揃って嬉しいです。本は2人で作家さんの名前で仕分けをして、五十音順に並べました」というエピソードから、奥様がとても本がお好きなことが伝わってきます。
こだわった甲斐あってお客さんの評判も上々だといいます。「やっぱりインパクトがあるみたいで、誰に見せても「わっ」と声が上がりますね」
お2人にとってもお気に入りの場所となったようで、時間ができると壁面本棚にお気に入りの蔵書が並ぶ光景をついつい眺めてしまうのだとか。
ご夫婦が揃って「予想以上に良くなった」と話すのがキッチンです。
Y様邸のキッチンはブラックやグレーでまとめられたスタイリッシュな空間。他よりも一段上がったタイル張りの床やダウンライトの光も相まってまるでステージのような主役級の存在感があります。
「キッチンを際立たせる形にしたらかっこいいんじゃないかとご提案をいただいて、床もリビング部分とは素材で切替えてもらいました」と奥様。
床の段差は初期の計画にはなく、排水の都合上段差が生じてしまったそうですが、それがかえってキッチンを引き立てることにつながり「むしろ段差になってよかった」といいます。
キッチンの選定にあたっては旦那様の強いこだわりでTOTOのクラッソを採用。YouTubeで水回り設備の比較動画などを見て機能を研究した結果、旦那様が強く惹かれたのがクラッソ独自の仕様である”クリスタルカウンター”というワークトップでした。
旦那様曰く「キッチンをリフォームするからにはクリスタルカウンターじゃないと意味がないと思うくらい、僕のなかでヒットしていました」とかなりの入れ込みようです。実際にお家のキッチンに入ったクリスタルカウンターはすりガラスのような質感が美しく、側面の扉にブラック系の色を採用したために透明感が際立っているように感じます。
「綺麗なカウンターなので使っていてテンションが上がりますし、綺麗にしておかなきゃという気持ちになりますね」
完成後に初めてお部屋を見た時はその仕上がりに、思わず「売れるんじゃない?」と思ったと笑うY様ですが、新しいお家の立地や住み心地に「もう離れられない」というのが本音だそう。
「休日に本を読んでくつろいで、家で過ごす時間が充実しているなと感じます」と話すY様ご夫婦でした。
お見積りを提出後、Y様からお電話がありその日のうちにお打ち合わせのお時間をいただくというとてもスピード感にあふれた展開でした。スケジュールに余裕がなくバタバタとしてしまいましたが、お2人のご意見を確認しながらしっかりお話しすることができ、期間内に納めることができました。ご夫婦共にお忙しい中、工事までの段取りを早々にしていただきY様にはとても感謝しています。
工事に関しては、水廻りを解体した際に既存配管の問題が発覚しました。通常配管の水やお湯は逆流しないようにパイプスペースに向かって傾斜をつけないといけない(=勾配をとる)のですが、既存の配管は逆勾配になっていたことがわかり、勾配をとる為に床を上げないといけなくなってしまいました。解体をしないとわからないことは多くあるので、解体後の打合せはとても大事になります。結果的にキッチン部分の床が上がることになりましたが、段差がついたことによって、よりおしゃれな空間になりました。デメリットをメリットに変えて対応でき、Y様にも喜んでいただけて嬉しい限りです。
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ご担当のお2人には全幅の信頼を置いていました。お任せした部分も多かったのですが、私たちのことをよく理解し好みと合うものを提案してくれるので「それ違うな」と感じるものは1つもありませんでした。住んでからも「微妙だったな」と思うことは全くなく、予想以上の仕上がりでどこを見ても「よかった」と思える大満足の家になりました。