540万円
ご両親が所有されていたマンションをリフォームし、移り住むことにされたT様。元々このマンションはT様のご両親が建てられたもの。T様も同じマンションの上階にお住まいでしたが、ご両親が他界されお子さまも皆独立されたことで住み替えを決意したといいます。
「両親の家をいつまでも空けておいても仕方がないし、年齢的にも元気なうちにリフォームをして引越しをしておきたいと思ってリフォームすることにしました」
リフォームをすると決めた時に思い出されたのは新築時の苦い経験。「両親がこの家を建てた時は、契約後の最終的な設計書の段階で突然柱が出現するなど、事前の説明がなかったりこちらの意向が伝わっていないことが多く、住んでからも不自由なことがたくさんありました。そのため今回はその経験を活かしてリフォームをしようと思いました」
リフォーム会社を選ぶ際には、新築を請け負った会社のように営業・設計・施工管理が分業制になっている会社は避けたといいます。「大手の会社のように要望を伝える人と設計する人が別だと、又聞きになってしまい希望通りにならないと思いました。朝日住宅リフォームさんは不動産もやっているし大手さんと同じようなイメージでいたんですが、ホームページを見ていたら、“同じ担当者が最後まで責任を持って対応してくれる”“と書いてあったのでお声掛けしました」
また、要望は口頭ではなく紙に書き込んで担当者に渡すことも前回の失敗から学んだことです。以前は担当が工程ごとに分かれていたこともあり、要望が途中で変わって伝わったりとトラブルがあったため、今回は紙に残すことで「こういうつもりじゃなかった」を防止したのだそう。担当者も「キッチンの仕様などご自分の希望を詳しく書き出してくださったので、ご提案もしやすくとても助かりました」と言い、T様の経験が活かされリフォームが円滑に進んだことがわかります。
T様邸のリビングには元々T様のお父様が希望してつくった堀ごたつがありました。暖かい上に、ソファを置くよりも空間を広く使えるというお父様の配慮だったようですが、「堀ごたつにずっといる父はいいけれど、キッチンに立たなければいけない母は「エアコンと併用しても足元が冷えて寒い」とよく言っていました」
費用面を考えてリビングの床はフローリングを上張りするだけのつもりでしたが、お母様の言葉を思い出し床暖房をつけることに。老後のことを考えても、立ち座りが大変な堀ごたつよりも床暖房を入れてソファなど洋式の家具を置く方がよかったとT様は話します。
「ただ、床暖房となると費用がかさむことが心配でした。でもネットでいろいろと調べていくうちに遠赤外線の床暖房というものを見つけ、低コストで実現できるというので担当の藤井さんに相談をして一緒にショールームに行って話を聞いてもらいました。私だけだと本当にいいかは判断できないですからね。でも藤井さんがプロの目線から話を聞いてくれて「これ良さそうですよ」とアドバイスしてくれたことで決めることができました」
ゆったりとしたスペースとシックで高級感あるデザインが魅力のT様邸のバスルームですが、この空間は以前よりも面積を縮小させたといいます。
「以前の浴室は広すぎたんです」とT様。「両親は将来介護の可能性を見越して浴室を広くしたようですけど、大きすぎて寒いし、お風呂が広かった分洗面室が狭くてお洗濯をするのに不自由がありました」
そこで浴室を少し狭めて洗面室の面積を広げることに。柱のせいで使いづらい向きで使用するしかなかった洗濯機も、洗面室を広げたことでストレスフリーで使えるようになりました。
T様がバスルームを検討する上で意識したのがヒートショックへの対策。ヒートショックは冬場の浴室が最も危険が高いため、空間全体がまるごと保温されている浴室や冷たさを感じない床を絶対条件としていろいろなメーカーのバスルームを比較したのだそう。その結果、T様がお選びになったのはクリナップのバスルーム。
「特に気に入ったのが“常夏シャワー”といって、カウンター下からお湯が出る機能。お風呂に入る前にこれを付けておくと、お湯が床に広がって水蒸気でお風呂全体が温まってヒートショックが起きにくいらしいです。それを使っておくとその後シャワーを出してもすぐに温かいお湯が出るし、これが気に入ってクリナップにしました」
また、壁パネルが上下3段でデザインを変えられる点や手すりと棚の機能が一体となったカウンター、縁の中央部分が低くなっておりまたぎやすい形状の浴槽など、デザイン性やユニバーサル性に優れた設備もT様にはとても魅力的だったようです。
リフォームを検討した後にコロナウィルスが流行したことで、当初の予定よりもゆっくりとしたスケジュールになりましたが、そこが逆によかったと話すT様。「時間ができたことでたっぷりと時間をかけて、自分の納得のいくまでこだわることができました」
T様は設備も複数のショールームに行き、性能を比較して機能の一つに至るまで吟味。たとえばキッチンは、リフォーム前のキッチンがタカラの製品だったこともあり、当初は同じメーカーで検討していましたが、タッチレス水栓や食洗機と収納の位置などを考え最終的にLIXILのものをセレクト。ただ、マグネットが付けられてお気に入りだったというホーロー製のキッチンパネルは既存のものを活かすことにしました。
「全てにおいて自分が思い描いた通りにできて大満足のリフォームになりました」というT様ですが、実はこのリフォーム計画はここで終わりではなく、現在まだ進行中。当初よりご両親のお住まいをリフォームしてお引越しをした後に、これまでお住まいだったお家を賃貸に出すためにリフォームをする予定だったのだそう。
「これからリフォームをする家についても、新しく住む人に気に入ってもらえる家になるように、藤井さんには引き続き頑張っていただきたいなと思います」
ホームページ経由でお問い合わせいをいただき、最初にお電話でお話をした際に「元気で陽気な女性だな」という印象を受けました。その印象に加えてリフォーム中に感じたのはT様がとても勉強熱心だということ。独自で調べられて細かい部分までご要望を出されたり、ショールームを周って得た商品知識はプロの私も舌を巻いてしまうほどでした。当社がある新宿までも何度も足をお運びいただき、何度も打合せをさせていただきました。また、ショールームやメーカーを周った回数はこれまで私が担当させていただいたどのお客様よりも多いと思います。そんなT様の熱心さには頭が下がる思いですし、T様とショールームをはしごした思い出は大切な思い出となり、工事完了時の達成感もひとしおでした。この度は誠にありがとうございました。
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最初は費用のことも考えて朝日住宅リフォームよりも安い値段で提案してきた町の工務店に依頼することも考えたというT様。しかし朝日住宅リフォームに頼むことにしたのは、旦那様の「値段だけじゃなくて、知識があって融通が利くところの方がいいんじゃないの?」という一言があったからだと言います。
「そちらは安いですが融通が利きにくく、あるものの中から選ぶというような印象でした。でもそれだと結局後から「ああしたかったなぁ」と後悔が残って新築の時と同じ結果になってしまうかもしれないと思いました。朝日住宅リフォームさんは他では「できない」と言われて諦めかけたことも、違う方法を知っていて提案してくれたりということもあり、「相談に乗ってくれて融通が利く朝日さんしかないね」という結論になりお願いをすることにしました」