足立区のとある中古マンションのリフォーム工事の様子をシリーズでお伝えする現場レポート第3弾です。
(前回解体工事はコチラ)
今日は木工事・配管についてお伝えしていきます。
解体が終わり廃材が撤去されると、「つくる」作業が始まります。
まず行うのは木工事。
木工事は木材を加工したり、組み立てや取り付けなどの木材を使った工事の総称です。
もう少し具体的にご説明すると、床の土台・床組・合板張りや天井や壁の下地組にボード張り、ドア枠や窓の額縁を造作するなど住まいの骨組みにあたる部分をつくっていく工事です。
一般的に「大工さん」と呼ばれる方が携わるお仕事ですね。
元は和室だった空間です。
左は解体後の状態。その後間仕切り壁を造作し、床や天井にはベニヤを綺麗に張って右のような状態になりました。
このスペースはリフォーム後リビングの一部となります。
そのため、手前の既存リビングの床とも高さぴったりに。後からこの上に仕上げの床材を敷いていくことになります。
解体で一度は浴室の奥まで丸見え状態になったキッチン部分も…しっかり間仕切りができました。
洋室には新たな場所にクローゼットを造作しました。
たっぷりと収納ができそうな大きめのクローゼットですね。
その後枕棚やハンガーパイプが取り付けられ、折戸も設置されました。
木工事と並行して配管工事も行いました。
マンションでは多くの場合、コンクリートスラブと床板の間に給水管や排水管などが通っています。
床下をお見せすると下のような感じ。普段は床下なんて目にすることがないので面白いですよね。
今回のリフォームプランではキッチンが移動しますので、それに伴い給排水管も移動させる必要があります。
ここがキッチン部分。左の壁際ににょきっと伸びているのが元々の給排水管です。
(ちなみに縦横に走っている緑色の線は床や壁に垂直水平のラインを照射するため墨出しの機器から出るレーザー光線です)
新たに配管を通す部分の床板を取り除き…
無事配管が移動しました。
白い管に青いラインが給水、赤いラインが給湯、グレーの管が排水、上側の白いものがガス管です。
配管はただ通せばいいわけではなく、排水は勾配を取りながら既存の接続位置につなぐ必要があります。
この勾配が適正でないと、水の流れが悪くなり詰まりや臭いが発生するというトラブルに繋がってしまいます。
無事配管完了しました。
この後設置する水回り設備と接続をすることになります。
2023/9/11
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