壁紙はお部屋の印象が劇的に変わるアイテムです。
空間の中でも壁は一番大きな面積を占める場所ですから、壁紙を変えれば間取りや設備を変えなくてもお部屋の印象をガラリと変えることができます。
お部屋毎に壁紙の色を変えてみたり、柄物の壁紙にチャレンジしてみたり、複数の壁紙を組み合わせて貼ったり…いろいろな工夫ができるのも壁紙リフォームの楽しいところ。
今回は壁紙リフォームのポイントをお話するとともに、壁紙で素敵な空間づくりをした事例をいくつかご紹介します。
まずはこちらの写真をご覧ください。
このパウダールームのリフォーム前がこちら↓
リフォーム前もモダンで綺麗ですが、全然印象が違いますよね。
このリフォームでは洗面台や床などは変えていません。壁紙で全く表情が変わることがおわかりいただけたのではないでしょうか。これが壁紙リフォームの効果です。
壁紙というと白をイメージされる方も多いはず。白系の壁紙は家具やインテリアのコーディネートがしやすいだけでなく、空間を明るく広く見せてくれる効果があります。ただし、広さやインテリアの色合いによってはぼやけた印象のお部屋になってしまいます。また、リフォームの際に無難に白い壁紙で統一してしまい「せっかくリフォームしたのに代り映えがしない」とガッカリしたというケースも耳にします。
逆にダークな色味の壁紙は空間を引き締めてくれます。ただ、上手く使わないと圧迫感がでてしまうため、一面だけのアクセントクロスに使ったり、天井などは淡い色を使って抜け感を出すなど工夫が必要です。
最近では輸入物の壁紙やキャラクターの壁紙なども増えて、より壁紙選びの幅が広がっています。柄物の壁紙は難易度が高い印象ですが、上手く使いこなせばグンとオシャレ度がアップします。
柄物の壁紙を選ぶときは、まずお部屋の家具とテイストを揃えることが重要です。柄は一気にお部屋の雰囲気を変えますので、家具がそのテイストと合っていないとちぐはぐな印象を与えてしまいます。
また、柄の大きさと貼る面積や空間の広さとのバランスにも注意しましょう。
大柄ではっきりした色味のクロスは存在感があるため、狭い空間の全面に貼ってしまうと圧迫感を与えてしまいます。大柄の場合は貼る面積を少なくするか、淡い色合いのものにすると雰囲気よく仕上がります。
逆に小さい柄の場合は、一般的に広い空間には不向き。チカチカしてうるさい印象となってしまいます。
ここまで読んで、やっぱり柄は敷居が高いなと思った方は、「石目調」や「和紙調」「織物調」などテクスチャで表情を出すのもおすすめです。
壁紙は本当にたくさんの色柄があり、カタログサンプルを見ているだけでもワクワクしてきます。
しかし、カタログだけで決めてしまうと「思っていたのと違う」と後悔することになりかねません。壁という大きな場所に貼るのですから、検討するときはできるだけ大きなサンプルで見るようにしましょう。そしてサンプルは実際に壁紙を貼る場所にあてて眺めてみることを推奨します。お昼の太陽光での見え方と夜の室内照明での見え方両方を確認しておくとよいでしょう。
色味は実際に貼ると薄く感じがちです。サンプルで見ていて「少し濃いかな」と思うくらいの色を選ぶとイメージに近い仕上がりとなる場合が多いです。
(モスグリーンのクロスを貼りました。お客様は実際に仕上がりを見るまでは「濃すぎたかもしれない」と心配もされていたようですが、壁に貼られたクロスを見て「意外と薄く感じます。とてもいい色で気に入っています」とお喜びでした)
リフォームをする際は、色や柄のある壁紙にチャレンジしてお部屋のイメージを変えてみてはいかがでしょうか。
気に入って選んだ壁紙が壁面いっぱいに広がっている光景は、ちょっと感動するものがありますよ。
壁紙のコーディネートなども承りますので、ぜひご相談ください。
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