朝日住宅リフォーム

愛と幸せの暮らしに

源平の床（赤身と白太が混ざり合った板）を思わせる美しい木目のフローリングです。
ただ表面はシート仕上げでお手入れは楽々。天井の落ち着いた木目はクロスです。
キッチンは吊戸棚を取り払い、リビングダイニングと一体の部屋としました。ただリビング側にあまり広さがとれなかったため、ダイニングテーブルはカウンターにしています。

冷蔵庫置き場の上に天窓を付けています。通風と採光が目的です。
工事中、少し開けたら驚くほど風が抜け、「オォッ！」と職人さんと顔を見合わせた記憶があります。
天窓の向こうはどうなっているのか？は後ほど判明します。

スマートウェルネス住宅（ぜひ調べてみてください）の観点から、木を多く使っている空間の方が、リラックス感、安眠度が高いそうです。たとえそれがダミーでも効果はさほど変わらないとのこと。人間の脳って面白いですね。
また、全てのサッシはLowEガラスの内窓で、高気密、高断熱です。

奥の部屋は元々和室でしたが、手入れを考えフローリング仕上げの洋室にしました。建具を閉め切れば完全に個室としても使用できます。

玄関からの写真です。
全体を通して、建具は引き戸を基本にしました。普段は開放して風を通せます。また閉め切れば玄関土間は風除室として仕切られます。冬場の玄関からの寒さが廊下（生活空間）にまで入らないように計画しています。
廊下の右側に少しだけ見えるのは普段使い用の玄関収納です。

玄関土間は横に広くとり、式台のように通路を設けました。
ナナメの壁もうまく活用し、後々は歩行用カートやトランクなどをラフに置いたりできます。チェッポ（といいます）の石目のフロアタイルも落ち着きがあります。

反対側から見た玄関土間です。
手摺は担当者がこだわって、上等なものを選んでいます。ここに普通の丸い手摺がくると、いかにも病院や施設っぽくなってしまうので…。一見手摺に見えない天然木です。

玄関収納は靴だけでなく様々なものを入れられます。普段使い用とこちらの玄関収納とは動線も含めて完全に分けています。

ウォークスルークローゼットです。上に天窓が見えますね！？これが冷蔵庫の裏側です。とかく暗く湿気がちな納戸ですが、これが良い明かりと風を取り込んでくれます。

全体の予算もあるため設備機器は極力シンプルにし、使いやすいものを選びました。
何かと多機能な時代になりましたが、シンプルなものこそ丈夫で長持ちするという施主様と担当者の価値観が上手く合致しました。

浴室は浴室乾燥機を入れましたが、他の装飾はいたってシンプルです。掃除のしやすさが一番です。

今回のように間取りを変える場合、平面図だけではイメージが掴みにくいため、パースで提案しています。間取りだけでなく、実際の生活のイメージも湧きます。